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今日は #世界おたくの日
ベティスで成功を収めた日本人選手を題材とした『龍時』という漫画があること、みなさんご存知でしたか?🧐 pic.twitter.com/CvNbyqDL2x
— レアル・ベティス・バロンピエ (@RealBetis_jp) December 15, 2022
あらすじ
無名な高校生だった龍時は、突如招集された年代別日本代表の試合でスペイン代表と対戦。
これまでに感じたことのない敵意剥き出しのサッカーに惹かれた龍時は、以降日本でのサッカーに窮屈さを感じていた。
そんなある日、スペイン2部のクラブのユースのスカウトから連絡が来て––––。
《作品情報》
連載開始:2005年
巻数:全16巻
連載:ワールドサッカーキング
作品の見どころ
ここからはネタバレなしで、漫画「龍時」を何倍も楽しむことのできる個人的な見どころについて3つ紹介していきます!
■1人のサッカー選手の成長物語
この龍時って漫画、めちゃめちゃリアルでクソほど泣けるからサッカー好きな人はもちろんあんまわからんって人も見てほしい…ガチで面白い。いっちゃん好き pic.twitter.com/P9oWsLeYpF
— いなすけ。👾🍣🔫🐥🌠 (@Lupinus_inasuke) August 11, 2021
主人公の龍時は、ひょんなことから選出された年代別日本代表のスペイン戦を転機に、世界へと羽ばたいていきます。
負けん気が強く、勝つためなら手段を厭わない性格の龍時は、行く先々で仲間やチームメイトたちと衝突することに。
自分のスタイルを貫き続ける龍時ですが、衝突をする度に様々な学びを経て、少しずつですが成長していきます。
選手としてのプレー中の葛藤、上手くいかない時の焦りなど、龍時自身の内情がとても事細かに描かれているので、サッカーをしていたことのある方なら特に凄く共感できると思いますよ。
■実在する選手たちの登場
龍時は漫画版もあるので、機会があれば😂
アスンソンとかエドゥとかもいた頃だったような気はします…懐かしい。
小説版は電子書籍化もしてるようですが、漫画版は無いのが残念…! pic.twitter.com/tN42xzkVB0
— シャム (@Syamu_Betis) March 22, 2021
作中では、実在に活躍されている数多くの現役サッカー選手たちが実名で描かれています。
特に連載当時、世界最強と言われていたバルセロナとぶつかる試合では、ロナウジーニョやシャビ、イニエスタらが登場。
現実でも見せるようなスーパープレーを随所で披露し、龍時を苦しめました。
選手だけではなく、監督なども実在する人物が多いだけに、普段から海外サッカーを視聴している方には堪らない作品となっています。
■リアルに描かれる海外リーグの難しさ
ちなみに柴崎を応援してる人は
スペインリーグを取り扱う
漫画「龍時」がオススメ。絵にクセがあって内容的にもキツイ表現が多々含まれるので賛否あるかもしれないけれど、海外で戦うサッカー選手の苦労がより理解できる作品。
— S.Kimura (@kimusho) October 13, 2018
龍時は主にスペインのクラブに所属してプレーしていますが、実際にシーズンを過ごす中で龍時が直面する試練やトラブルなどが当作ではとてもリアルに描かれているんです!
アジア人故に周囲から受ける人種差別や国籍の問題、言葉や文化の違いから起こってしまう衝突。
残留争いの厳しさや移籍のトラブルなど、まさにヨーロッパでプレーする日本人選手が直面している問題が作中では多く題材にされていました。
とても入念にスペインのリーグを取材して作られた作品だけに、普段知ることのないヨーロッパでプレーする外国人の選手の葛藤に触れることができる作品とも言えるでしょう。
読了後の感想
最後に、漫画「龍時」を全話読了したファンの感想を紹介します!
■良かった点
良かった点は、常に選手目線でありとあらゆるシーンがリアルに描かれているところです。
試合中の描写はさることながら、ロッカールームで監督から指示を受ける際に反発したり、違和感を覚えたりするシーンはとてもリアルだと感じました。
また、思うように出番が回ってこない時の龍時の心境もとてもリアルで、ベンチの選手はこんなことを考えているのだなと気付かされたりもしました。
実名で登場する選手や監督も多いだけに、スペインで孤軍奮闘する龍時の視線から描かれる世界はとても鮮明で、臨場感のある世界となっているのではないでしょうか。
■個人的に好きな点
個人的に「龍時」で一番好きなのは、スペインに旅立つ前に家族とぶつかり合うシーンです。
サッカーが主体の作品ではありますが、未成年の子供を単身スペインに送り出す母親の葛藤や、自分の気持ちを理解してくれないと嘆く子の想いなど、家族同士の関係もとても魅力的に描かれていると思います。
そして龍時がスペインに旅立った後、スマートフォンが普及していなかった当時らしく手紙で互いを気遣い合うシーンなどもとても良かったです。
今こそ簡単に連絡が取れなかった時代だけに、家族間の絆を感じさせてくれるシーンが随所に散りばめられているのがとても良かったと思います。
■大まかな感想
選手を主人公としたサッカー漫画の中では、間違いなく一番リアルに選手視点で描かれた作品だと思います。
特に実在する選手やチームとの対戦は海外サッカーを視聴しているような錯覚を覚えるほど盛り上がりますし、「確かにこの選手はこういうプレーよくするなぁ」と思わず感心してしまうほど、しっかりと取材されている作品です。
龍時自身の心境の描写もとてもリアルで細かいので、スペインでもがく龍時に共感し、自然と感情移入ができると思いますよ。
まとめ
この記事では、龍時のあらすじと見どころを紹介してきました!
ともかくリアルさが売りの龍時は、海外サッカーを日頃から視聴する方には絶対に一度は読んでほしい漫画です。
作中、龍時の奮闘を描いたのは2007〜2008年シーズンなので今では懐かしい選手たちが数多く登場し、龍時の前に立ちはだかります。
世界最高峰の舞台で一流のスター選手たちを相手に、龍時がどのように活躍していくのか。
読んでいるうちにスペインで夢に向かい続ける龍時を自然と応援したくなるような、そんな作品となっています。
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